フジモク
 ■ 直射日光を避けて下さい

家具は、強い光に長期間さらされると変色したり、ヒビ割れが生じることがあります。
直射日光があたる場所には家具を置かないで下さい。
無理な場合は、カーテンなどで日光をさえぎりましょう。
また、熱も大敵ですので、ストーブなどで高熱をあてないように注意して下さい。


 ■ 汚れの手入れ方法

・ 塗装のもの

柔らかい布で乾拭きして下さい。
汚れがひどい場合は、うすめた中性洗剤を浸した布で汚れを落とし、その後、乾いた布で拭いて下さい。
ワックスや化学雑巾は使用しないで下さい。
塗料が化学反応を起こし、くすみや変色するおそれがあります。

・ 白木のもの (桐タンスなど)

柔らかい乾いた布で、軽くホコリや汚れをぬぐうように拭いて下さい。
水分や油分は禁物です。表面に跡形が残ります。


 ■ 表面に傷が付いた時

引っかき傷程度の小さなものなら、同色のクレヨンかマジックを塗ると目立たなくなります。
また、クレヨン状の傷隠し専用材も市販されています。
色数が豊富なうえ、使い方も簡単なので大変便利です。



 ■ 引出しがかたくなった時

原因が“ねじれ”による場合がありますので、まず、水平に設置してあるか確認してください。
僅かでも傾いていたら水平になるよう調整して下さい。
それでもかたい場合は、引出しを抜いて1〜2日陰干しした上で、すれ合う部分に固形石鹸か石ロウを塗って下さい。
ただし、ロウソクのロウは塗ってはいけません。
また、サンドペーパーで磨いてみるのも一つの方法です。


 ■ カビが生えた時

最近の住宅は、昔の家屋と比べ床下が低く、またアルミサッシの普及などにより部屋が密閉状態に近いことから、湿気が溜まってタンスの裏側などにカビが生えるケースが多くなっています。
また、新築された家の壁にはかなりの水分が含まれており、ある程度乾くまで4〜5年は要すると言われています。
特に、コンクリート壁は温度差が生じると結露するので、湿度が低い冬場でもカビが生えることがあります。
こうした部屋では、必ず壁から15〜20cm程度離して家具を設置して下さい。
もし、カビが生えた場合は、家庭用カビ取り剤(主成分=次亜塩素酸ナトリウム)を水で薄めたものを布に浸して拭き取って下さい。
なお、カビ取り剤の濃度はカビの色により、白っぽいものは濃度を薄く、緑や黒っぽいものは濃度を濃くしてお使い下さい。